研究課題/領域番号 |
18K17215
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
武田 裕利 東北大学, 大学病院, 助教 (60806339)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 金属アレルギー / パラジウム / T細胞 / T細胞受容体 / パラジウム(Pd) / Pd特異的TCR遺伝子導入マウス / T細胞受容体(TCR) / Pd特異的TCR遺伝子導入細胞 / 生体材料 / 自己免疫疾患佐々木 恵利奈 |
研究成果の概要 |
金属は医療用生体材料として使用されるが、近年、パラジウム(Pd)金属アレルギー患者が増加傾向にある。しかしながら、金属アレルギー発症機序について未だ不明な点が多く根本的な治療法も確立されていない。そこで申請者は金属に反応する病原性T細胞に着目し、金属アレルギーにおける抗原提示の分子機構を明らかにすることを目的とした。Pdアレルギー特異的なT細胞受容体(TCR)α鎖を用いて遺伝子導入細胞株および遺伝子導入マウスを作製することとした。これらを用いて、金属材料安全性試験の確立に役立つことやin vivoでの金属アレルギー発症のメカニズムを解明できると考えている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究はこれまでの動物モデルにおける金属安全性試験はクリアしているものの、ヒトでは金属によるアレルギー反応が生じていることもあり、新規に金属アレルギーに対する安全性試験の確率が必要と考えている。そこで申請者は以前パラジウム(Pd)アレルギーに反応するT細胞やT細胞受容体(TCR)α鎖を同定した。この病原性TCRα鎖の遺伝子導入株・遺伝子導入マウスを作製し、このマウスに金属アレルギーを誘導すると、アレルギー反応が通常の野生型マウスより強く生じていた。つまり、金属に高感受性マウスを用いて、金属アレルギーの発症機序の解明ならびに生体安全試験の確立に役立つものと捉えている。
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