研究課題/領域番号 |
18K17248
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57070:成長および発育系歯学関連
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
上園 将慶 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 助教 (80737346)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 歯科矯正用アンカースクリュー / マイクロダメージ / 模擬皮質骨 / resorption cavity / ストレスホワイトニング / 骨圧縮 / 皮質骨マイクロダメージ / ペリオテスト / 矯正歯科 / カッティングフルート / 骨吸収 |
研究成果の概要 |
歯科矯正用アンカースクリュー (以下、アンカースクリュー) は、脱落率が高いことが臨床上の大きな問題となっており、生存率向上のために多くの研究が行われている。特に近年ではアンカースクリュー植立後のマイクロダメージが脱落の要因として注目されているが、マイクロダメージによってスクリュー周囲の皮質骨に顕著な骨吸収が生じるかどうか、生じるとすればそれはどのような機序によるのかは不明である。そこで本研究では、アンカースクリュー植立時に生じるマイクロダメージと、アンカースクリュー脱落の直接の原因であるスクリュー周囲の皮質骨吸収の関連について模擬皮質骨、摘出骨および動物実験で検証を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究開始当初は、動物実験モデルを作製し、皮質骨マイクロダメージによって急速な骨吸収が生じる機序の解明を行うことが目的だった。しかし、COVID19の流行によって動物実験を計画的に進めることが困難な状況に陥り、生体を用いない実験系を模索した。その結果、グラスファイバー強化エポキシ樹脂シートを用いた、新たな評価体系を確立することができた。これによって、不必要な動物実験を回避でき、実験期間の短縮や動物実験倫理の観点で有意義であった。また新たな実験系から得られた成果は、歯科矯正用アンカースクリューの改良の基礎となり、今後さらなる発展が望まれた。
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