研究課題/領域番号 |
18K17252
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57070:成長および発育系歯学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
鋸屋 侑布子 大阪大学, 歯学研究科, 助教 (40803078)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | ヘリコバクター・ピロリ菌 / 口腔-胃連関 動物モデル / 齲蝕 / 胃疾患 / ミュータンスレンサ球菌 / 母子感染 / ラット齲蝕モデル / 胃粘膜傷害 / 母子伝播 / 口腔-胃連関動物モデル / PCR法 |
研究成果の概要 |
本研究では、口腔検体およびラットモデルにおいて、ピロリ菌の母子伝播の可能性の検討および口腔-胃連関動物モデルの構築を試みた。その結果、母子両方からの口腔検体でピロリ菌の存在を確認できたペアが存在し、母子感染の可能性が示唆された。また、ラット齲蝕モデルに対してピロリ菌を感染させることにより、口腔からのピロリ菌の検出および胃粘膜へのピロリ菌の侵入、胃・十二指腸組織への傷害が確認できる口腔-胃連関動物モデルの構築に成功した。本動物モデルを用いて検討を行った結果、齲蝕の存在がピロリ菌が口腔へ定着するためのリスク因子となるとともに、胃・十二指腸傷害へも影響を及ぼす可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、口腔-胃連関動物モデルの構築に成功するとともに、その動物モデルを用いて検討した結果、齲蝕の存在とピロリ菌感染が関連している可能性について初めて報告した。本動物モデルを応用し、齲蝕とピロリ菌感染および胃・十二指腸組織傷害の関連についてさらなる研究が進めば、乳幼児期からの齲蝕を予防することがピロリ菌の胃への感染成立を防止し、関連する胃・十二指腸疾患発症の予防につながるという知見が得られる可能性があり、大変意義深いものであると考えている。
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