研究課題/領域番号 |
18K17257
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57070:成長および発育系歯学関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
郡司 秀美 広島大学, 医系科学研究科(歯), 研究員 (80806688)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | レーザー / 歯の移動 / 半導体レーザー / コールドレーザー / 再生医学 |
研究成果の概要 |
細胞実験では、マウス頭蓋冠由来骨芽細胞用細胞(MC3T3-E1)に対してコールドレーザーを照射した結果、細胞増殖能および基質代謝能が亢進することが明らかとなった。また、コールドレーザーが細胞内伝達物質に与える影響について検討したところ、MAPK/MEKシグナル伝達経路に影響を及ぼすことが示唆された。 動物実験では、ラットの実験的歯の移動モデルを作製し、レーザー照射を行った際の歯の移動距離の比較を行った結果、レーザー照射時において歯の移動が亢進されることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、コールドレーザーの被照射組織に対する生体活性作用(バイオスティミレーション効果)と、その高い安全性に着目した。コールドレーザーは従来の低出力半導体レーザーと比較して高い光エネルギーを持ちながら、超短パルスレーザーであるため、照射時の組織の熱損傷を伴わないという特徴がある。そのため、照射時にはより安全にレーザー光を深部組織に到達させることが可能となる。 本研究結果から、矯正歯科治療時においてコールドレーザー照射を行うことにより、歯の移動を効率化することができる可能性が示唆された。
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