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成熟骨芽細胞の活性化と骨再生能力の検討

研究課題

研究課題/領域番号 18K17258
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分57070:成長および発育系歯学関連
研究機関広島大学

研究代表者

沖田 紗季  広島大学, 医系科学研究科(歯), 研究員 (20806674)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワード骨芽細胞 / シングルセルRNA-Seq / 骨芽細胞の多様性 / 骨代謝
研究成果の概要

骨芽細胞のシングルセルRNA-Seqより成熟骨芽細胞にはCd34などの骨原生細胞マーカーを特異的に発現するクラスターが存在した。Cd34+クラスターとその他のクラスターのGO解析よりCd34+クラスターは未分化な形質を維持していることが示唆されたため,擬似時系列解析を行った。その結果,Cd34+クラスターを除くクラスターの細胞は骨芽細胞の分化系列に分布するのに対し,Cd34+クラスターの細胞はこれらの系列上に分布せず,異なる擬似時系列を形成した。このことから,Cd34+クラスターは未分化な細胞集団と異なる可能性が推測された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

骨芽細胞の多様性のメカニズムは,ほとんど解明されていない。これまでに我々は成熟骨芽細胞の一部に骨原生マーカー (Cd34) を発現する細胞集団を確認し,今回はこの細胞集団に着目して解析を進めた。その結果,Cd34+骨芽細胞は未分化な細胞ではなく,特殊な細胞集団であることが推察された。また,これまでに骨芽細胞において機能が明らかにされていない遺伝子が複数リストアップされた。これらはCd34+骨芽細胞の性質を理解する上で重要であると考えられる。本課題の期間内にそれらの機能解析には至らなかったものの,骨芽細胞の多様性のメカニズムを解明する足掛かりになったと考える。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Single‐cell RNA‐sequencing reveals the breadth of osteoblast heterogeneity2021

    • 著者名/発表者名
      Yoshioka H, Okita S, Nakano M, Minamizaki T, Nubukiyo A, Sotomaru Y, Bonnelye E, Kozai K, Tanimoto K, Aubin JE, Yoshiko Y
    • 雑誌名

      JBMR Plus

      巻: - 号: 6

    • DOI

      10.1002/jbm4.10496

    • NAID

      120007183697

    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著

URL: 

公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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