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変形性関節症原因因子Asporinに対する阻害ペプチドの分子標的薬としての可能性

研究課題

研究課題/領域番号 18K17269
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分57070:成長および発育系歯学関連
研究機関鶴見大学

研究代表者

糸日谷 佳菜子  鶴見大学, 歯学部, 学部助手 (50803988)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2018年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワードAsporin / TGF-beta / peptide / 骨 / 軟骨 / asporin
研究実績の概要

顎関節症は疼痛や開口障害、咀嚼障害を伴う疾患であり、高い罹患率を有するが、根本的な原因については不明な点が多く、治療法も確立されていない。近年、変形性関節症(OA)の原因遺伝子としてAsporinが同定され、申請者はこれまで、咬合機能低下により歯根膜でのAsporin発現が抑制される結果TGF-bのシグナル伝達が増強され歯槽骨新生が生じることを明らかとした。さらに当研究室では、OA自然発症マウス顎関節でAsporinが強発現し、これがOA病態増悪に関与するという結果を得ていることから、Asporinの生理活性阻害で骨・軟骨代謝の恒常性を維持できることが示唆される。そこで本研究は、AsporinのTGF-bへの結合を抑制するペプチド(Asporin阻害ペプチド)を構築し、それが骨・軟骨代謝恒常性を維持する分子標的薬として用いる可能性について研究を行った。
in silicoにおいて、TGF-bのcoding sequenceのうち、Asporinと結合する可能性が高い領域および低い領域を10アミノ酸残基以下で選択し、ポリペプチドを合成した。その後、in vitroにおいてリコンビナントAsporinとAsporin阻害ペプチドの結合・解離試験を遂行した。
現時点で得られた結果は以下の通りである。
①in vitro assay(結合解離試験)を行う上で、リコンビナントAsporin、リコンビナントTGF-beta、Asporin阻害ペプチドについて最適な濃度範囲を絞り込んだ。
②①の濃度において、現在、各Asporin阻害ペプチドがどの程度リコンビナントAsporinと結合するのか、リコンビナントAsporinとリコンビナントTGF-betaとの結合をどの程度阻害できるかについて比較検討を行った。

報告書

(1件)
  • 2018 実績報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2021-01-27  

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