研究課題/領域番号 |
18K17275
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57070:成長および発育系歯学関連
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研究機関 | 福岡歯科大学 |
研究代表者 |
藤田 隆寛 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 助教 (30781421)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 歯科矯正学 / 口蓋裂手術 / 瘢痕 / 予防 / MAGP-1 / コラーゲン / TGF-β1 / 線維芽細胞 / 口蓋裂 / 術後瘢痕 / 予防措置 / TGF-β / I型コラーゲン / ヒト歯根膜線維芽細胞 / 張力培養 / 口蓋形成術 / Fibrillin-1 / EMILIN-1 / 微細線維 / TGF / Push-back法 / 矯正歯科 |
研究成果の概要 |
口蓋裂手術の治療後に瘢痕が形成されることが問題となっています。瘢痕の主役は手術部位の線維芽細胞がコラーゲンを大量に産生することです。コラーゲン産生はTGF-β促進します。そこで、TGF-βが弾性線維成分MAGP-1と結合することに着目しました。培養線維芽細胞はTGF-β1およびMAGP-1 mRNA発現を張力とともに増加、MAGP-1とTGFβ-1は複合体として共存していることがわかりました。MAGP-1はTGF-βを捕捉して細胞に結合することを防ぐ可能性が考えられ、口蓋裂手術創傷へのMAGP-1の投与は瘢痕を予防するためのアプローチとして有用であると考えられました。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
口蓋裂手術創傷へのMAGP-1の注射投与を考えています。MAGP-1の注射投与が瘢痕を予防するためのアプローチとして確立されれば、口蓋裂手術創傷後の瘢痕による歯列狭窄、またそれを防止するための手術や治療から、患者さんを解放する大きなメリットがあります。患者さんへの装置のセットを必要とせずに、定期的に注射をするだけで良いので負担が少なく、確立されると社会的歯科医学的に大きく普及されると予想されます。
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