研究課題/領域番号 |
18K17281
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57080:社会系歯学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
坂中 哲人 大阪大学, 歯学研究科, 助教 (90815557)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 歯周病 / 微生物叢 / 栄養共生 / アミノ酸 / 歯垢微生物叢 / Dysbiosis / 代謝変動 |
研究成果の概要 |
本研究ではin vitroおよび臨床的アプローチの両面から、歯肉縁下微生物集団におけるアミノ酸栄養共生機構の解明を目指した。まずFusobacterium nucleatumの高いポリアミン産生能を見出すとともに、口腔レンサ球菌と協働することで、産生能が飛躍的に高まることが示された。臨床研究では、歯周病重篤度と相関する代謝物としていくつかの芳香族アミノ酸分解産物を見出し、それらがP. gingivalisやPrevotella属細菌により産生されていることを示唆する結果を得た。これらの新知見は、細菌集団におけるアミノ酸代謝変動が病態形成の基礎をなすことを示唆している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
歯周病はバイオフィルムの量および質の変化に起因する慢性炎症性疾患である。近年、バイオフィルムの質の変化、特に、バイオフィルム内の菌種を超えた代謝活動が病原性を表す一つの尺度として注目されている。バイオフィルムにおける代謝活動の本体は、様々な微生物種間で行われる代謝物の受け渡し、すなわち栄養共生であり、これらのネットワークの総和として集団の代謝が形作られる。本研究の結果から、細菌集団内でのアミノ酸代謝変動が病態形成に関与する可能性を見出した。
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