研究課題/領域番号 |
18K17288
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57080:社会系歯学関連
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
小幡 純子 鹿児島大学, 医歯学域歯学系, 助教 (70759448)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | P. acidifaicens / Propionibacterium属 / 根面う蝕 / 象牙質う蝕 / う蝕細菌 / 予防歯科学 / P. acidifaciens / う蝕象牙質 / 高齢者 |
研究実績の概要 |
本研究は、根面う蝕の病因論の着目し、主たる象牙質う蝕細菌であるLactobacillus 属とPropionibacterium acidifaciens の相互作用を解明し、その機序に基づいたう蝕予防法の開発を行うことを目的とした。平成30年度は、P. acidifaciens のう蝕原性の解明の継続となったので、その内容を報告する。 これまで、P. acidifaciens のう蝕原性として、以下のことを報告した。 1. 唾液による菌体凝集は生じない。2. 他の口腔常在細菌と共凝集しない。3. ハイドロキシアパタイトへの付着は認められない。4. コラーゲンへの強い結合が認められる。5. 他の口腔常在細菌に生育を阻害される。この要因として過酸化水素が考えられるが、過酸化水素非産生菌に関してはさらなる検討が必要。6.酸(P. acidifaciens 及びStreptococcus mutans が産生する主な4種類)により、ある程度の濃度以上では生育が阻害される。酸の種類により、その酸の影響に差がある。 平成30年度は、さらに、トランスウェルシステムを用いたdual-species assay によりP. acidifaciens のバイオフィルム形成に及ぼす影響を検討し、P. acidifaciens のバイオフィルム形成に関して以下のことを明らかとした。 7. S. mutans により阻害される。8. 象牙質に含まれるⅠ型コラーゲンにより促進される。 これらのP. acidifaciens のう蝕原性に関してまとめ、論文を作成し、投稿中である。Lactobacillus 属とPropionibacterium acidifaciens の相互作用の解明を目的とした本研究であったが、研究代表者の所属研究機関退職に伴う資格消失により、本研究費助成事業中断となった。
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