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薬剤関連顎骨壊死予防法確立のための臨床的・分子生物学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 18K17291
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分57080:社会系歯学関連
研究機関九州歯科大学

研究代表者

船原 まどか  九州歯科大学, 歯学部, 講師 (60796811)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
キーワード顎骨壊死 / 骨吸収抑制薬 / ビスフォスフォネート製剤 / リスク因子 / 薬剤関連顎骨壊死 / 抜歯 / 予防
研究成果の概要

薬剤関連顎骨壊死(MRONJ)は抜歯後に発症することが少なくないことから、これまでは抜歯は避けられてきた。しかし感染源になる歯の温存が逆に局所感染の原因となることもある。今回、MRONJの発症予防法の確立を目的とした研究において以下の結果が得られた。1)多施設共同後ろ向き研究で、高用量骨修飾薬(BMA)投与患者361例のMRONJ発症リスク因子を調べたところ、 高用量BMA投与患者では感染源になり得る歯を有する場合は積極的に抜歯を行うことが推奨される。2)BMA投与歴のある患者の摘出顎骨の組織学的検索では、6か月未満の休薬例では破骨細胞の形態は正常に回復していないことが明らかとなった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

高用量BMAが投与されているがん患者は年々増加傾向にあり、それにつれてMRONJ発症例も増加している。MRONJは難治性で患者のQOLを著しく低下させる。これまで抜歯を避ける、抜歯を行う場合はBMAを休薬するなどの対策が一般に取られてきたが、それにもかかわらずNRONJ発症例は増加しており、有効な予防策の確立が望まれている。今回得られた結果はMRONJの発症予防法を確立するための基礎データとして大いに役立つものであり、近い将来MRONJの発症を抑制することにつながるものとして学術的にも社会的にも意義は大きいものと考えられる。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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