研究課題/領域番号 |
18K17296
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57080:社会系歯学関連
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
福西 美弥 昭和大学, 歯学部, 兼任講師 (30783287)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | MPC / デンチャープラーク / 超高齢社会 / PMMA / バイオマテリアル / MPCポリマー / バイオフィルム / 誤嚥性肺炎 |
研究成果の概要 |
本研究は,医療分野で広く応用されている有機高分子2-methacryloyloxyethyl phosphorylcholine(MPC)の優れた生体親和性,タンパク質吸着抑制能,細胞付着抑制能に注目し,デンチャープラークを付着させない“汚れない義歯”の開発を目的としていた.本研究は,カンファーキノンを用いたMPC共重合体の開発をし,臨床現場において歯科用照射器にて義歯床へのコーティングを可能にできるようなポリマーの開発, コーティングの確認, 抗バイオフィルム試験等を順次行う予定であった.従来のコーティング法に修飾を加えより効率的な方法の検討は行えたが,新たなMPCの開発には至らなかった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で新たなMPCポリマーの開発は達成することができなかったが,より効率的なコーティング方法の検討を行うなど実施することができた.現状のコーティング方法よりもより効率的な方法が発見することができれば現在よりもより多くコーティングすることができ,多くの被験者にMPCコーティングを施工することができると考えられる. 現在の超高齢社会において義歯装着者は年々増加傾向にあり,義歯に対してそのようなコーティングを行うことができればより多くの装着者を誤嚥性肺炎等の疾患を防ぐことが可能である.その点から鑑みても本研究の社会的意義は大きいと考えられる.
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