研究課題/領域番号 |
18K17303
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57080:社会系歯学関連
|
研究機関 | 神奈川歯科大学 |
研究代表者 |
東 雅啓 神奈川歯科大学, 歯学部, 准教授 (70707348)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | フレイル / 唾液 / 唾液成分 / オミックス解析 / マルチオミックス解析 / ヒト / マルチオミックス |
研究成果の概要 |
高齢者のQOLを下げる要因である「フレイル」は,適切な介入・支援により生活機能の維持向上が可能な状態とされている.このことから,高齢者の生活機能のモニタリングのためにも,フレイルの新規評価法の開発が必要であった.本研究では,高齢者におけるフレイルの病態と唾液成分変化との関連性を科学的に明らかにし,マルチオミックス解析を用いたフレイルの唾液バイオマーカーの探索を目標として行った.その結果,動物実験およびヒトにおける検討でそれぞれフレイルの要因と関連付けられる唾液成分が見いだせた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は高齢者におけるフレイル判定を唾液検査に応用しようとする試みであり,歯科の立場からフレイル対策における研究を推進することができるものである.特に唾液検査は簡便であり,フレイルの新規評価法の開発を目指すだけではなく,フレイルの早期診断や高齢者の生活機能のモニタリングにも応用できるものである.さらに,高齢者家族にも利用可能な簡易検査法開発のための研究は,高齢者の支援体制をいっそう充実させ,社会問題である要介護者数の抑制や高齢者の生活機能の維持向上にも貢献でき,医療費の抑制につながる極めて重要な意義をもたらすことになる.
|