研究課題/領域番号 |
18K17305
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57080:社会系歯学関連
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研究機関 | 福岡歯科大学 |
研究代表者 |
梶原 弘一郎 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 助教 (80803915)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 糖尿病性腎症 / lipopolysaccharide / P. gingivalis / toll-like receptor / 白血球接着因子 / FGF23 / ACE2 / 口腔衛生 / P.gingivalis / LPS / Diabetic nephropathy / VCAM-1 / E-selectin / SGLT2 / TLR2/4 / エリトラン / 歯周疾患 / 糖尿病 / TLR阻害剤 / Porphyromonas gingivalis / 歯周病 / 予防医学 / TLR |
研究成果の概要 |
歯周炎を持つ糖尿病患者は持たない患者より腎症に移行する割合の高いことが知られていますが、その仕組みは未解明です。この研究では、糸球体血管が、糖尿病になると免疫分子TLRを発現して、血液中の細菌成分に過剰反応することで腎臓を硬くする可能性を追求しました。すなわち、消化管の細菌は全て肝臓で殺菌されますが、口腔の細菌は直接腎臓に入ります。本研究は、血中に入った歯周病原物質P. gingivalis LPSが構造の複雑な糸球体から排除できず、糖尿病環境で発現するようになったTLRを活性化して、炎症を促進する様々な物質(白血球接着因子、生理活性物質など)を過剰発現することがわかりました。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
糖尿病患者は、口腔衛生に気をつけ、よく歯磨きをすること、歯周病があれば早期に治療することで腎症に移行することを予防できる可能性が、マウスを用いた動物実験で示すことができました。糖尿病性腎症の起こる仕組みは多様で、一概に言うことは出来ませんが、少しでも透析患者人口を減らすことに貢献できるのではないか、と考えています。
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