研究課題/領域番号 |
18K17307
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57080:社会系歯学関連
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研究機関 | 熊本保健科学大学 |
研究代表者 |
松原 慶吾 熊本保健科学大学, 保健科学部, 准教授 (60761294)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 嚥下関連筋 / サルコペニア / 地域在住高齢者 / 予防的アプローチ / 嚥下関連筋群 / 経時的変化 / 摂食嚥下機能の低下 / 低栄養状態 / 口腔機能 / 外出機会 / 地域高齢者 |
研究成果の概要 |
本研究では、地域在住高齢者に対し摂食嚥下機能に関する検査を用いた追跡調査を行い、摂食嚥下機能と嚥下関連筋のサルコペニア・身体のサルコペニア・栄養状態との関係性と嚥下関連筋のサルコペニアの経時的変化について検証した。男性高齢者は、嚥下関連筋を含む全身のサルコペニアと摂食嚥下機能低下は関連していたが、女性高齢者においてはこれらの関連性はみられなかった。これらのことより、加齢に伴う摂食嚥下機能の低下の機序は男女間で異なる可能性があることを明らかにした。また、新型コロナウイルス感染拡大の影響で追跡調査が困難であったが、嚥下関連筋の筋量と筋力は1年間という短い期間では減少・低下しにくい傾向を確認できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
加齢に伴う嚥下関連筋群のサルコペニアと摂食嚥下機能の低下に対する効率的かつ効果的な予防的アプローチを行うためには、摂食嚥下機能および嚥下関連筋群の筋力・筋量がどのように低下・減少していくのかという経時的変化や両者の関連性について明らかにする必要がある。本研究では、男性高齢者のみ嚥下関連筋を含む全身のサルコペニアが摂食嚥下機能低下と関連することに加え、個人差もあると考えられるが、嚥下関連筋の筋量・筋力は1年間という短い期間では減少・低下しにくいという傾向を示すことができた。これらの新たな知見は学術的かつ社会的にも意義があるものと考える。
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