研究課題/領域番号 |
18K17308
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
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研究機関 | 一般財団法人医療経済研究・社会保険福祉協会(医療経済研究機構(研究部)) |
研究代表者 |
石川 智基 一般財団法人医療経済研究・社会保険福祉協会(医療経済研究機構(研究部)), 研究部, 主任研究員 (90802661)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 地域医療 / レセプトデータ / 大規模医療データベース / NDB / 二次利用 / 医療政策 / 医療管理学 / 医療情報 / 公的統計 / シミュレーション / 推計 / 病院管理学 / 保健医療政策 / 保健医療行政 |
研究成果の概要 |
高齢化や人口減少等の人口構造変化に対する医療提供体制の対応は、諸外国の課題である。この社会課題に先んじて直面する日本で、地域医療という視点から、医療需給を評価することは、学術のみならず社会的にも要請される。本研究では、医療計画の戦略的な立案を支援する情報提供を可能にすための析手法開発を主目的とし、公的統計情報およびレセプトデータベースを活用し研究を進めた。特に、後者のレセプトデータベース利用の普及に伴い、本研究ではその利用可能性を検討した。具体的なテーマとして医療需給バランス将来推計、医療資源とアクセシビリティの関係、費用対効果評価を取り上げ、論文・学会発表にて報告した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、医療資源配置の将来的な需給推計による、将来的に需給不均衡となる恐れがある地域を特定する事が可能となった。地域ごとの人口構造や疾患構造の情報に、医療機関の地理的情報や、患者の受療動向に関する情報を加味した推計推計モデルの構築を提案した。 更に、患者の受療動向をより精緻に把握するためのデータソースとして、NDB等レセプトデータベースの利用を検討した。医療施設や画像診断機器、遠隔診療といったその制度設計のあり方が議論されている医療資源を中心に、利用実態について記述的に報告した。 本研究で提案する分析手法は、マクロの医療政策に加え地域の医療計画策定を支援する分析手法として応用可能性がある。
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