研究課題/領域番号 |
18K17310
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
小橋 孝介 千葉大学, 大学院医学研究院, 特任研究員 (50814034)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 児童虐待 / プライマリ・ケア / 体罰 / 体罰禁止 / 事故予防 / 虐待対応 |
研究成果の概要 |
児童虐待は小児人口100人あたり1人が通告されているという 非常に頻度の高い事象であるにもかかわらず、非小児科医の中で比較的小児診療を行っているような医師でも、本来気付くべき機会に気付けておらず、さらに気付いたとしても適切に対応が取られていない実態を明らかにした。なかでも、具体的に重い児童虐待事例には気付き対応が取られるが、軽症で主に支援的な対応を要する事例に対する気付き、初動の問題があることを明らかとした。これらの研究結果を基に、非小児科医向けのツールとして、米国で展開されいる研修プログラム”No Hit Zone"および”Play nicely"の翻訳公開を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
年々増加傾向にある児童虐待予防のためには、より早期に発見し対応することが重要である。本研究では、非小児科医における、しつけとして行われる体罰等に代表される、市町村と協働して対応を行う必要がある軽微な児童虐待に対する気付きと対応の問題点を明らかにした。この研究結果から、本研究の成果物として、非小児科医の虐待に対する認知のパラダイムシフトを促す啓発ツールである”No Hit Zone"および”Play nicely"の翻訳公開を行った。
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