研究課題/領域番号 |
18K17315
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
清水 郁夫 信州大学, 学術研究院医学系(医学部附属病院), 助教 (60716231)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 協調学習 / 社会的相互依存 / オンライン学習 / Problem-based learning / Team-based learning / 多職種連携教育 / 医学教育 / 互恵的相互依存 / problem-based learning / 社会的相互依存理論 / team-based learning |
研究成果の概要 |
本研究課題は、協調学習が学習者の互恵的協力関係をどのように生み出すのかを、社会的相互依存理論の視点から分析し、今後の協調学習実践・研究に向けた新たな基礎知見を得ることを目指した。まず協調学習における学習者の互恵的相互依存を測定するための尺度を作成し、続いて協調学習環境において互恵的相互依存を構築するプロセスとを明らかにした。また、社会的相互依存と多職種連携教育における多職種連携レディネスとの関連を探索した。 さらに、コロナ禍において急速に用いられるようになったオンライン協調学習について、対面環境との社会的相互依存の構築度を前向き比較すると共に、社会的相互依存に影響する要素を探索した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
協調学習の「チームダイナミクス」と呼ばれてきたメカニズムの一つを、社会的相互理論に基づいて尺度で可視化できるようにし、また構築過程に理論的な説明を加えた。これらは、今後の協調学習方略における分析や改善の基礎的基盤になりうる。また、協調学習を用いる目的の一つに、互恵的協力関係を経験し将来のチーム医療を促進することがあるが、多職種連携教育における相互依存を探索することによって、実際に協調学習における社会的相互依存が多職種連携レディネスに関連していることを明らかにした。 さらに、オンライン環境であっても互恵的相互依存が十分構築できることを示し、教育方略上の新たな選択肢を呈示した。
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