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がん検診勧奨体制と受診行動・受診率への影響:実証的予測が可能な数量的モデルの構築

研究課題

研究課題/領域番号 18K17321
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
研究機関広島大学

研究代表者

恒松 美輪子  広島大学, 医系科学研究科(保), 講師 (80704874)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワードがん検診 / 利益 / 不利益 / 意思決定 / リスクコミュニケーション / ソーシャルマーケティング / ナッジ / ナッジ理論 / 数理モデル
研究成果の概要

本研究の目的は、1)住民の意識調査から得られたがん検診の不利益に関するデータを用いて、利益と不利益を定量的に評価すること、2)ナッジ理論等を活用した受診勧奨が受診行動にどのように影響するかを明らかにし、受診率向上を図るための方策を検討することとした。そのため、がん検診の有効性評価のための数理モデルの構築、がん検診に関する意識調査、結果の総合的分析を行った。その結果、検診を受けた人の期待寿命延長が実際の寿命延長よりも有意に高い可能性があり、リスクコミュニケーションの必要性が認められた。未受診者の中でも無関心者層については、検診に関心を持てるように働きかけることの重要性が示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究により、がん検診の不利益に対する個人の考え方や判断規準の分布を調査し、数理モデルから計算される利益との評価をどのように行えばよいか検討することは、わが国のがん罹患率の状況をきちんと反映した形での根拠のあるがん検診システムの確立に貢献できる。
さらに、がん検診の未受診者の心理的特性に応じた効果的な受診勧奨方法が明らかになれば、検診の受診率向上につながり、わが国のがん死亡率の減少に貢献することが期待できる。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2020 2019 2018

すべて 学会発表 (3件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Evaluation of Benefits and Harms of Cancer Screening: Quantitative approach to Attitude Survey2020

    • 著者名/発表者名
      Miwako Tsunematsu, Hiromi Kawasaki, Ryota Matsuyama, Cui Zheng'ai, Masayuki Kakehashi
    • 学会等名
      Society for Medical Decision Making
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] 女性がん検診に対する認識が検診受診行動に及ぼす影響について2019

    • 著者名/発表者名
      恒松美輪子、崔正愛、川﨑裕美、松山亮太、梯正之
    • 学会等名
      第78回日本公衆衛生学会総会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] がん検診の利益と不利益の評価:数理モデルと意識調査のコラボレーション2018

    • 著者名/発表者名
      恒松 美輪子,川﨑 裕美,崔 正愛, 梯 正之
    • 学会等名
      第77回日本公衆衛生学会総会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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