研究課題/領域番号 |
18K17325
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
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研究機関 | 兵庫医科大学 (2021-2022) 大阪市立大学 (2018-2020) |
研究代表者 |
高橋 佳苗 兵庫医科大学, 医学部, 助教 (80726761)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
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キーワード | ランダム化 / 陽性的中率 / 陰性的中率 / ランダム割付 / 小規模臨床試験 |
研究成果の概要 |
小規模臨床試験における,割付手法の選択に関するガイダンスの提案およびスクリーニング検査法の比較のための解析手法の提案を目的に研究を実施した.割付手法の選択に関しては,小規模臨床試験においても治療効果に影響を及ぼす予後因子を考慮する割付手法のほうが性能がよいこと,また予後因子を考慮する割付手法間では性能にあまり差がみられないことを示した.スクリーニング検査法の比較のための解析手法に関しては,陽性的中率および陰性的中率の正確検定,非劣性検定を開発し,さらに陽性的中率,陰性的中率のどちらか一方の優越性,他方の非劣性を示したい場合の同時検定手順についても開発した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
小規模臨床試験に対しては,単純なランダム化では群間で偏りが生じる可能性が高いため,動的割り付けなど複雑な手法が選択される傾向にある.小規模臨床試験に着目してアウトカムの尺度別に割付手法の比較を行った本研究の成果は,小規模臨床試験における割付方法の選択の一助になると考えられる.また,スクリーニング検査法の解析手法に関しては,陽性的中率および陰性的中率の検定手法として,小規模臨床試験にも適用可能な正確検定のほかに,非劣性検定や同時検定手順についても開発した.これらの検定手法は,小規模臨床試験を含め,今後の陽性的中率および陰性的中率に関する研究に役立つと考えられる.
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