研究課題/領域番号 |
18K17327
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
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研究機関 | 大阪市立大学 (2020) 弘前大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
熊谷 美香 大阪市立大学, 健康科学イノベーションセンター, 特任講師 (60527779)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | アクセシビリティ / 医療資源 / 適正配置 / 人口動態 / 地理的アクセシビリティ / ネットワーク解析 |
研究成果の概要 |
保健医療サービスの地域的配分の公平化は,地域保健医療計画の基本的課題の一つである。本研究は,需要に基づいた保健医療サービスへの地理的アクセシビリティの測定によって,医療資源の適正配置を検討することを目的とした。立地-配分モデルのうち,pメディアン問題と最大被覆問題に基づき,GIS(Geographic Information System)を用いて,適地選定のシミュレーションを行った。適地候補を目的地とした時間距離到達圏におけるカバー人口を算出し,アクセシビリティの低い住民の負担を数値化した。効率性と公平性の観点で比較検討し,客観的に最適な立地点を求める手法の有用性を提示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
地域の人口および人口構成が急速に変化するなかで医療資源の再編統合の必要性が迫っている。医療サービスの供給量を増加させても地域的な公平配分は容易に実現しないことも論じられており,医療機関へのアクセシビリティの地理的公平性の問題は重要な政策課題となっている。医療資源の地域的偏在を供給側の立地パターンだけでなく,需要側の地理的アクセシビリティから評価するため,立地-配分モデルを援用して適地選定のシミュレーションを行った。この手法は,保健医療行政の充実に寄与しうるものと考える。
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