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小児の安全な鎮静は可能か?合併症の網羅的アンケート調査とリスクスコアの開発

研究課題

研究課題/領域番号 18K17335
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
研究機関東京医科大学

研究代表者

高橋 英城  東京医科大学, 医学部, 助教 (10630791)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード鎮静 / MRI / アンケート / リスクスコア
研究成果の概要

アンケートの回収率は67.6%(150/222人)であった。早期合併症は重篤な合併症(心停止・呼吸停止・ショック)は認めなかった。最も多い合併症は呼吸障害が多かった。基礎疾患(特に神経系)を有する症例は鎮静効果が乏しくMRI撮影の成功率は低かった。鎮静薬の効果が乏しい症例は薬剤量は多い傾向にあり、早期合併症が多かった。晩期合併症としては基礎疾患は問わず、睡眠障害、興奮、食事状況の変化を認めた。鎮静を行ってから1日以上経過し、合併症が継続または新規症状を認めた症例は認めなかった。推察される鎮静の早期合併症のリスクは基礎疾患と薬剤量であり、晩期合併症は早期合併症のリスクとは異なる概要であった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

薬剤の多剤使用、過量投与、もしくは基礎疾患のある患児でリスクが高くなることは認知されているが、早期合併症と晩期合併症の発症予測は未だ確立したものはない。今回早期合併症については先行研究の通り基礎疾患や薬剤量に比例している傾向であるが、晩期合併症については重篤なものは認めなかったものの、基礎疾患に問わず起きている状況であった。ここから導き出すリスクスコアにより、再度症例に当てはめていく工程が必要ではあるが、その結果によって導かれるスコアは、より確実でより合理的な鎮静を伴う検査への安全対策を実施する上でリスクのある児を効率よく見出す事ができる。医療資源・医療費の観点からも社会的意義がある。

報告書

(7件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2025-01-30  

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