研究課題/領域番号 |
18K17339
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
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研究機関 | 豊橋創造大学 |
研究代表者 |
大野 裕美 豊橋創造大学, 保健医療学部, 准教授 (60639607)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | がんピアサポート / がん相談支援 / 質保証 / マネジメントシステム / ピアサポート / がん診療連携拠点病院 / 自治体 / 質の担保 / がんピアサポーター / がん相談 / がん患者支援 / 研修プログラム |
研究成果の概要 |
がん相談支援におけるピアサポートの質保証に必要な要素は、活動をマネジメントしていく仕組みであった。公的なピアサポート活動の最終目標は、患者や家族等が安心して相談できる体制が機能していることであり、ピアサポーターの養成はその始点にすぎない。相談体制が機能していくための養成後のピアサポートの運用こそが重要であるが、がんを抱え持つピアサポーターに対するケアも欠かせない。 がん患者といっても、その患者が抱えている問題や悩みは多様であることから一括りにできないのである。だからこそ、「がんの体験」を基盤に相談支援を行うピアサポーターと相談者のマッチングは非常に重要であり、マネジメントの仕組みが不可欠である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の目的は、がん相談支援体制の概況調査から課題を抽出することで、ピアサポートの質保証に関係する影響因子を解明し、がん相談支援におけるピアサポートの位置づけを発展させることであった。本研究により、ピアサポートの質保証に必要な要素が、活動をマネジメントしていく仕組みの構築、すなわち運用体制を築いていくことを見出せたことは、がん相談におけるピアサポートの位置づけを前進させるものであった。 また、今後のがん対策に向けた心理社会的支援に対する重要な提言につながると考えられ、がん患者および家族のQOLに寄与することができたと思われる。
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