• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

潜在的なアニオンギャップ変動に基づく高血圧・動脈硬化のリスク評価

研究課題

研究課題/領域番号 18K17352
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分58020:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含む
研究機関京都大学

研究代表者

瀬藤 和也  京都大学, 医学研究科, 研究員 (60771350)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
キーワードアニオンギャップ / 電解質 / 高血圧 / 動脈硬化 / コホート研究
研究成果の概要

体内環境は電解質バランスにより維持される。アニオンギャップ(AG)はそのバランスを反映し、高血圧等の疾患や総死亡との関連が報告されてきた。ゆえにAGの変化は疾患リスクの評価に有効とされる。しかしAGの算出に用いない電解質の影響は十分に考慮されていない。本研究では地域住民対象のコホート調査を母体とし、各種電解質を考慮した高精度AGが様々な循環器指標(血圧や動脈硬化指数)と性別、年齢、BMI、腎機能、服薬の有無、生活習慣によらず有意に関連することを示した。またある電解質が他の電解質と独立に循環器指標と関わることも示した。これらの結果はAGや電解質と循環器疾患との相互関係の解明に寄与する。

研究成果の学術的意義や社会的意義

アニオンギャップ(AG)は体内環境の維持に重要な電解質バランス反映する指標である。本研究はこれまで考慮されなかった多様な電解質を考慮した高精度AGが高血圧や動脈硬化と関連することを示した。また個々の電解質が独立して疾患に影響を与えうることも示した。血中電解質は古典的な検査であり低コストに測定が可能だが、その微妙な変化の意義は認められておらず、地域住民に対する検査としてはあまり重要視されてこなかった。しかし個々の電解質と疾患との関わりがより詳細に明らかとなることで、潜在的なAGや各種電解質のモニタリングが安価な疾患の早期発見マーカーとして活用できる可能性が考えられる。

報告書

(3件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2018-04-23   更新日: 2021-02-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi