研究課題/領域番号 |
18K17358
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58020:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含む
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研究機関 | 東京医科大学 (2021) 聖路加国際大学 (2018-2020) |
研究代表者 |
小林 大輝 東京医科大学, 医学部, 准教授 (30769617)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ノロウイルス / 不顕性感染 / 前向きコホート / 追跡調査 |
研究成果の概要 |
本研究は、健常者におけるノロウイルス不顕性感染を前向きに検討した研究である。288名が参加し、平均年齢は59.9歳で49.7%が男性であった。73名は過去にノロウイルス不顕性感染を確認されており、215名が過去に陰性であった。中央値599日後には14名がノロウイルス陽性であった。過去に陽性であったものは、同じ遺伝子グループが陽性となることはなかった。一方、過去に陰性であったものの中では、高齢者、血圧上昇、HbA1c高値のものが新規陽性となる傾向にあった。一方で過去に陰性であったものも、特定の特徴や生活様式を持つことで、ノロウイルス不顕性感染を新規に起こしやすいことが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、健常者を対象としたノロウイルス不顕性感染の前向き研究として、最大規模であり他に類を見ないものである。現在までの研究は横断研究が主であり、現在の感染を評価するのみであった。しかしながら本研究は前向き研究であり、過去に不顕性感染を起こしたものと、起こしていないものの双方の感染のリスクを評価した点でユニークである。
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