研究課題/領域番号 |
18K17366
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58020:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含む
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
尾之内 佐和 岐阜大学, 応用生物科学部, 助教 (10808330)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ダニ媒介性感染症 / 組換えタンパク質 / 診断法 / 重症熱性血小板減少症候群 / ツツガムシ病 / 日本紅斑熱 / 診断 / ダニ媒介生感染症 / SFTS |
研究成果の概要 |
ダニ媒介性感染症の重篤な症例においては播種性血管内凝固症候群による多臓器不全を示し、死に至る可能性もある。しかしながら、臨床症状や血液検査所見ではこれらの感染症を診断することは難しい。多くの地方衛生研究所において実施可能な検査は検査終了までには1日半から2日を要する他、P3施設を要するなどの制限がある。本研究では、解決策として、SFTSとリケッチア感染症について組換えタンパク質を用いたELISA法の開発を行う。本研究では重症熱性血小板減少症候群(SFTS)ウイルスのエンベロープタンパク質及びツツガムシ病リケッチアの外膜タンパク質の組換えタンパク質の作出を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究ではダニ媒介性感染症のエンベロープタンパク質や外膜タンパク質をターゲットとして組換えタンパク質を作出した。病原体の最外層にあるタンパク質であるため、病原体の感染動態にも関与すると考えられ、本研究で作出した組換えタンパク質は診断法の開発だけでなく、感染動態機序の解明などの基礎的研究にも活用できると考えられる。また、組換えタンパク質を用いたELISAはP3実験設備のない地方衛生研究所でも扱いが可能であるため、広く活用できると考えられる。
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