研究課題/領域番号 |
18K17384
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
盧 渓 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 准教授 (60736180)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 妊婦 / 携帯電話の使用状況 / 分娩遅延 / 出生時体重 / スマートフォン / ガラケー / 過剰使用 / 分娩進行 / 携帯電話過剰使用 / 新生児 / 分娩状況 / 携帯電話 / 新生児健康 |
研究成果の概要 |
妊婦は特に制限することなくスマホ利用していることが判明した。初産と経産別にスマホ利用状況との要因解析をしたところ、初産婦のスマホ過剰利用群と分娩所要時間の間に関連がみられ、スマホ通常利用群と比較して平均約5時間の分娩所要時間の遅延が起きることが示された。母子の体格や産科合併症等を調整の調整後も正の関連が示された。経産婦のスマホ過剰利用群には同様の関連がみられなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、日本人妊婦を対象に妊娠中のスマートフォンの利用状況の実態の把握と、その利用習慣が母子に与える影響に行いて検討を行った。現代の妊婦にとってスマートフォンを利用することが日常生活の一部となっており、その現象は一般化していた。そしてスマートフォンの過剰利用が、初産における分娩の進行遅延に影響を与えている可能性が考えられる。経産においては、スマートフォン利用状況により新生児体重減少がみられ先行研究の結果と一致した。今後も継続して調査を行い、さらに調査対象数を増やして検討を行う必要がある。
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