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2型糖尿病発症とインスリン初期分泌低下への自律神経機能の影響に関するコホート研究

研究課題

研究課題/領域番号 18K17399
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
研究機関兵庫医科大学

研究代表者

角谷 美樹  兵庫医科大学, 医学部, 助教 (00814427)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
キーワードインスリン分泌 / インスリン感受性 / 睡眠障害 / インスリン初期分泌能 / 自律神経障害 / 糖尿病発症 / インスリン初期分泌 / 自律神経
研究成果の概要

糖尿病を発症していない399人を対象として、睡眠の質、自律神経機能とインスリン分泌能、インスリン感受性との関連を横断的に解析した。アクティグラフを用いて睡眠の質の指標であるactivity indexを測定し、50以上の群を睡眠の質不良(PSQ)群とした。アクティブトレーサーを用いて自律神経機能の指標SDNNを測定した。PSQ群ではインスリン分泌能の指標であるinsulinogenic indexが有意に低く、SDNNとインスリン感受性の指標であるBIGTT-Sは有意な負の関連を示した。これらの結果から睡眠の質低下は2型糖尿病の発症にも関与する膵ベータ細胞機能の独立した予測因子と考えられた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

世界の成人における糖尿病人口は増加の一途を辿っており、今後も糖尿病人口の増加が予測されている。日本国内では、2012年の国民健康・栄養調査によると糖尿病が強く疑われるものは約950万人にのぼる。また近年、高齢化社会が問題となっているが、糖尿病患者も加齢に伴う増加傾向が著しく、ADLの低下や認知機能の低下、低栄養など自立生活・自己管理を困難とする機能障害をもつ高齢者糖尿病についての対策も問題となっている。本研究はヒトにおいて客観的・定量的に評価した睡眠の質とインスリン分泌能との関連を初めて示した研究であり、睡眠を標的とした新しい糖尿病発症予防の考え方を提唱できる可能性があると考える。

報告書

(5件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Associations of sleep quality, sleep apnea and autonomic function with insulin secretion and sensitivity: HSCAA study2020

    • 著者名/発表者名
      Kakutani-Hatayama Miki、Kadoya Manabu、Morimoto Akiko、Miyoshi Akio、Kosaka-Hamamoto Kae、Kusunoki Yoshiki、Shoji Takuhito、Koyama Hidenori
    • 雑誌名

      Metabolism Open

      巻: 6 ページ: 100033-100033

    • DOI

      10.1016/j.metop.2020.100033

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著

URL: 

公開日: 2018-04-23   更新日: 2023-01-30  

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