研究課題/領域番号 |
18K17403
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
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研究機関 | 福岡大学 |
研究代表者 |
佐藤 敦 福岡大学, 医学部, 講師 (60816263)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | ナトリウム/カリウム比 / 介入試験 / 野菜 / 果物 / 無作為割り付け / パイロット試験 / 介入研究 / 血圧 / 世帯所得 / 無作為化比較試験 / ナトリウム / カリウム |
研究成果の概要 |
福岡県福岡市の27歳から55歳の重篤な基礎疾患をもたないボランティア17名を対象に、野菜・果物無償提供による尿中ナトリウム/カリウム比の変化を検証する介入試験を実施した。1日あたりカリウム約600㎎以上相当の野菜・果物を3週間無償提供した。食事内容の制限は実施しなかった。研究開始前と介入終了時の尿中ナトリウム/カリウム比の有意な変化はみとめられなかった。介入方法・期間、および対象者への説明手法などを、再検討する必要がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
『食事摂取基準2015』では、カリウム摂取目標量は1日当たり3000㎎とされているが、厚生労働省が実施した平成26年国民健康・栄養調査で、実際のカリウム摂取量は1日当たり2400㎎ほどであることが示された。すなわち、現状1日当たり600㎎のカリウムが不足していることになり、この不足分を野菜や果物の無償提供によって補うことで、電解質バランスの改善や血圧の低下、およびそれによる循環器疾患の予防など、国民の健康増進に繋げられる可能性があるが、今回の介入試験では有効性が示されず、今後、試験の実施方法等について再検討が必要である。
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