研究課題/領域番号 |
18K17423
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58040:法医学関連
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研究機関 | 科学警察研究所 |
研究代表者 |
綿引 晴彦 科学警察研究所, 法科学第一部, 研究員 (00760901)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | Y染色体STR / Y染色体ハプログループ / DNA多型 / マイクロサテライト / DNA型鑑定 |
研究成果の概要 |
日本人のY染色体ハプログループと法科学分野で利用されるY-STRのコピー数やマイクロバリアントに関連があることを明らかにした。この結果から、ハプログループの情報を用いてY-STRのコピー数を推定したり、マイクロバリアントの情報を用いてハプログループを推定したりすることができる可能性があると考えられた。また、本研究では、Y染色体STR型検査におけるPCR増幅効率やスタター比率とハプログループの関連を示す結果も得られている。以上のことから、法科学分野においては、Y染色体ハプログループの研究による知見を活用することが、Y染色体STR型検査の結果の解釈にも資することにつながり有用であると考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ハプログループ間のY-STRのコピー数の違いについては世界的にもあまり注目されていなかったが、本研究によって法科学分野におけるY-STRのコピー数多型を明らかにできたことで、今後はコピー数を考慮した検査結果の評価等に向けた取り組みが進展すると期待される。また、日本人では法科学分野におけるY染色体ハプログループの利用が進んでいなかったが、本研究によってY染色体STR型検査の結果の利用・解釈にハプログループの情報を用いるための方向性を示すことができた。
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