研究課題/領域番号 |
18K17426
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
田中 聡美 山形大学, 医学部, 助教 (70584316)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 看護 / 転職 / 看護師 / 幸福感 / 職務満足度 / 計画的行動理論 / 職務満足 |
研究成果の概要 |
本研究では,看護師の仕事に対する幸福感の構成因子と因子構造を検討した。28施設に勤務する看護師1099名を対象に、自記式質問紙調査を実施した。調査内容は、看護師の仕事に対する幸福感の認識109項目とし,探索的因子分析を行った。有効回答数は486名(有効回答率77.0%)であった。主因子法、プロマックス回転による因子分析の,3因子37項目を抽出した。第1因子18項目【仕事に対する遣り甲斐の実感】(α=.94),第2因子13項目【サポーティブな上司や同僚の存在】(α=.94),第3因子6項目【協働的関係の医師の存在】(α=.92)であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
職務満足度が高い看護師は,職業人生に対する幸福観の獲得を目指し,自己実現のために転職しようとしていることが示されている。したがって,今後看護師の組織への定着支援を検討するためには,看護師の仕事に対する幸福感を検討する意義は大きく,看護師個人の仕事に対する幸福の価値観と転職意思との関連を検討する上で有用である。また,幸福感を構成する3因子と個人属性,転職意思,幸福度との関連を分析することで,リテンションマネジメントを支援するためのアセスメント事項の明確化,定着支援に有効な施策の検討,開発に繋がることが期待できる。
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