研究課題/領域番号 |
18K17429
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 宮城大学 |
研究代表者 |
大熊 恵子 宮城大学, 看護学群, 教授 (40284715)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 自閉スペクトラム症 / 看護大学生 / 教育支援 / 対話 / 人的環境の整備 / 看護系大学 / 大学生 / 合理的配慮 / 学生支援 / ASD特性 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、自閉スペクトラム症(以下、ASD)の発達特性をもつ看護大学生へどのように支援・教育をしているのか、現状を明らかにし、ASDの発達特性をもつ看護大学生への大学での支援体制づくりの示唆を得ることである。 その結果、ASDを有する看護大学生への合理的配慮として、「伝達方法の工夫」「録音・録画・ノートテイク」等の講義への体制整備は進んでいるものの、グループワークや技術演習に対応する支援体制が不十分であることが明らかになった。また、ASDの特性を有する看護大学生への支援では、教職員がASD特性を正しく理解することが前提であり、学生と対話し、安心できる学修環境を検討し続けることが重要である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
面接調査からASDの特性を有する看護大学生への支援として、学生と教職員の間で学修環境に対する困りごと・希望についての対話をし続け、教育上配慮できること・できないことを明確化し、お互いに安心できる学修環境を整備していくことが重要であることが明らかとなった。また、人的・物理的環境の整備も重要であり、中でも人的環境である教職員がASD特性に関する正しい理解を得ることが基盤となるため、教職員間の連携、コンサルテーションも必要であることが示唆された。 すなわち、ASD特性のある看護大学生の直接支援の重要性はもちろんのこと、教職員への支援・教育が基盤となっていることを示すことができた。
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