研究課題/領域番号 |
18K17442
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 東邦大学 (2019-2022) 東京慈恵会医科大学 (2018) |
研究代表者 |
渡邉 奈穂 東邦大学, 看護学部, 講師 (70711076)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 就業支援 / キャリア / 看護職 / 地域包括ケアシステム / 地域看護 / 多様な働き方 / 地域包括ケア / 働き方 |
研究実績の概要 |
2022年度は、前年度までに得られたインタビュー調査の結果について、質的研究の専門家とピアレビューを行いカテゴリーの再分析を行った。過疎地域に移住した看護職の体験では、移住前は、今までの看護職の経験を通して、【現状への課題意識】や【人との繋がりと地域への関心】を持ち、<移住へのタイミング>や<移住経験者からのポジティブな情報収集>などの【移住への契機】があり、移住をして看護職として働くという決断と行動に至っていた。移住後は、【ゼロから創ることへの葛藤と模索】を経験しながら、地域の【人材やインフォーマルな資源の発掘と調整】や【「よそもの」からの関係性の構築】を行っていた。そして、これらのプロセスを経て、【地域や人々とつながり新しいことを創りだすことへのやりがい】や【住民のポジティブな変化の実感】を体験していることが明らかとなった。本研究の結果から、移住した看護職は、ゼロから創ることに葛藤を抱きながらも地域や住民と連携しながら住民のニーズに応じた看護活動を実践し、住民のポジティブな変化に過疎地域で働くことへのやりがいを感じていることがことが示唆された。本研究の結果については、公開に向けて論文の執筆を行っている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
今年度は研究結果について論文投稿を実施する予定であったが、投稿に及ばなかったため。
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今後の研究の推進方策 |
次年度は最終年度にあたるため、本研究で得られた研究の成果を論文として執筆し、学会誌に投稿する予定である。
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