研究課題/領域番号 |
18K17452
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 東海大学 (2022) 国立研究開発法人国立国際医療研究センター (2018-2021) |
研究代表者 |
友滝 愛 東海大学, 医学部, 特任講師 (50621835)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | Evidence-based practice / 臨床看護師 / 批判的吟味 / 研究リテラシー / 情報リテラシー / 研究成果の利活用 / リカレント教育 / 教育効果 / 科学的根拠に基づく実践 / 生涯学習 / e-learning / プログラム評価 / 尺度開発 / 根拠に基づく実践 / 看護教育 / 臨床看護実践 / 研究の利活用 / ワークショップ / 継続教育 |
研究実績の概要 |
本研究は「臨床看護師を対象とした科学的根拠に基づく実践のための教育プログラムの評価」(以下、プログラム)を行う研究であり、4年目に研究計画の変更を行った。5年目は、変更後の計画に則り、教育プログラムで使用するEvidece-based Practice(以下、EBP)の教育介入研究を実施するために教材の制作・e-learningシステムの構築・研究倫理審査の申請を行った。 (1)教材の開発:全22Moduleで構成される教材のスライド制作、収録撮影を行った。1Moduleは約1時間で、1コンテンツ約15分程度の複数の動画教材で構成される。PDF・動画の教材としてe-learningシステムへの搭載を行っている。 (2)補助教材の開発:全22Moduleを概観できる学習マップ、学習者のニーズやレディネスに応じて学習コンテンツを取捨選択するための学習ガイド<学習者用><教育担当者用>の開発を行った。 (3)研究の実施:研究倫理審査委員会に申請し、承認された。現在、研究対象者のリクルートに入っている。 (4)研究成果の公表:①教育介入のアウトカムの選定にあたて取り組んだEBPの自己評価尺度に関するレビュー論文が採択・公開された。②本研究課題に先行して行っていたEBPと文献の批判的吟味とその学習に関連する要因分析の論文が採択・公開された。③(3)の研究のプロトコルペーパーの草稿を作成し、投稿準備を行っている。④教育介入のアウトカム評価の一環で翻訳した尺度のcognitive interviewの結果を現在分析中である。⑤研究報告会を2023年3月に実施し、本研究のこれまでの取り組みを発表した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本科研申請時に計画した教育プログラムは、看護師を対象として対面で行う教育プログラムであったが、COVID-19の影響により、教育プログラムの構成、および、実施方法を見直す必要が生じ、その対応を行っていたため。
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今後の研究の推進方策 |
本研究は4年計画で今年度が最終年度であったが、研究の遅れにより再延長を行った。次年度は、教育プログラムの介入研究の実施により、データの収集・分析を行う。具体的には以下を計画している。 (1)本年度開発したe-learningを用いた教育介入研究を完了する。現在、研究対象者のリクルートに入っており、医療機関と調整中である。 (2)本研究で取り組んできた研究成果として、①教育介入研究のプロトコルペーパーの投稿に加えて、②本研究の初期より行ってきたEBP関連の文献レビュー、EBPの取り組みに関するパターン、③EBP関連尺度「EBP Implementation Scale」「EBP competencies self-assessment(臨床看護師用・高度実践看護師用の2種類)」のcognitive interviewの分析結果を投稿する。 (3)(1)で使用するe-learningの動画・PDF教材については、誰でも利用が可能となるよう、引き続き、ウェブサイトでの一般公開の準備を行う。 (4)EBP研究の普及を目的とした活動の一環として取り組んできた、EBPに関する研究情報を掲載するウェブサイトの運営を継続する。
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