研究課題/領域番号 |
18K17479
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 聖路加国際大学 (2022) 国立研究開発法人国立がん研究センター (2018-2021) |
研究代表者 |
奥山 絢子 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 教授 (90452432)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | がん看護 / 質指標 / モニタリング / リアルワールドデータ / 看護管理 / がん / 看護 / 化学療法 / 制吐療法 / 看護の質 / 専門看護師 / 認定看護師 / 看護ケア / データベース / 診療情報 / 指標 / 疫学研究 / 報告基準 / 質の評価 |
研究成果の概要 |
看護ケアの質のデータベースを確立するための理論的基礎を提供するために文献調査を行った結果、看護師への研修、患者のアセスメント、迅速な治療提供の準備、患者との信頼関係構築とニーズや選好の把握、コミュニケーションとチームワーク、患者安全と合併症予防が中心的な要素として抽出された。院内がん登録等を用いて、ガイドラインに基づく支持療法の実施割合とがん専門看護師の配置との関連が明らかとなり、既存データががん看護の質把握に活用できる可能性が示唆された。さらに、看護部長へのアンケート調査の結果、看護部長は患者の生活の質を把握することが最も重要であるととらえていることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高齢のがん患者の増加など、がん患者の多様性が進む中で、患者が安心して納得できる治療を受けるためには、患者の個別性を考慮した看護ケアが必要不可欠である。測定は、質改善の中心概念とされる。本研究において、看護ケアの質のデータベースを確立するための理論的基盤を明らかとしたこと、さらに既存情報を用いてがん看護を可視化できる可能性が示唆されたことは今後看護の実態を把握し、よりよい患者ケアへの改善につなげる基礎的な資料となると考える。国際誌にも2本原著として掲載され、広く看護関係者だけでなく、がん患者に関わる多職種にも看護師の役割認識の理解につながることを期待する。
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