研究課題/領域番号 |
18K17481
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 東北大学 (2019) 東京大学 (2018) |
研究代表者 |
吉田 美香子 東北大学, 医学系研究科, 准教授 (40382957)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 排尿自立 / 超音波 / セルフモニタリング / コンサルテーション |
研究成果の概要 |
排尿の自立が促進する看護ケアシステムを開発するために、超音波画像上で骨盤底筋の収縮を数値化する技術の開発(目的1)と、ICTによる看護師のコンサルテーションシステムの有効性検証(目的2)を行うこととした。目的1では、経会陰超音波画像での恥骨下縁と直腸肛門角の同定、経腹超音波画像での膀胱底部の移動距離の数値化、目的2では、排尿日誌の画像から、排尿時刻、排尿量などに関する数字情報の特定技術を開発した。産後尿閉により自己導尿中の患者に、超音波画像による膀胱内尿量の観察方法と導尿の必要性の判断の指導を行ったところ、退院後の尿閉の回復に伴って自己導尿回数の減少、尿路感染症の予防ができることを確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
下部尿路症状の管理の評価に必要な情報を、超音波画像と排尿日誌から自動抽出技術の開発に取り組んだ。また、その一部を使用して、ICTにより看護師がコンサルテーションの実施可能性、有効性を確認したところ、退院後に、患者が入院中に習得した超音波画像での膀胱観察技術などを用いて、下部尿路症状のセルフモニタリングした結果をICTにより看護師がコンサルテーションすることで、外来受診などをしなくても、下部尿路機能の回復に合わせてタイムリーに排尿の自立が促進する可能性が示唆された。
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