研究課題/領域番号 |
18K17495
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 静岡県立大学 |
研究代表者 |
田中 範佳 静岡県立大学, 看護学部, 教授 (40707337)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 不安 / 周術期 / 体動 / 夜間 / 術前不安 / 循環・呼吸動態 / モニタリング / モニタリング / 呼吸・循環動態 |
研究成果の概要 |
手術を受ける患者の不安の評価はアンケートを用いた調査がほとんどであり、患者の主観に依存した方法であるがために、時に手術前という極度の不安状態にある場合に測定が困難な場合がある。不安の測定について、患者の主観を頼りにするのではなく、手術前日の夜間における不安に起因する休息に着目し、一定時間の体動を非侵襲・非接触センサーを用いて定量化し、不安との関連性を検討した。結果、不安が高い患者群は中低の患者群に比べて夜間における体動量が有意に少なかった。定量的に不安を測定するツールとして新たな指標になると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
手術を受ける患者の高い不安は頻脈、不整脈、そして血圧の上昇を引き起こす要因であり、治療に影響を及ぼす。患者の不安を客観的に測定できる指標として、手術前日の夜間における体動量に着目し定量化した。手術は危機的なライフイベントのひとつであり、著しい恐怖といった情動がすくみの反応を引き起こし、夜間の体動量を抑制していたと考えられた。夜間の体動量の測定から不安を把握する一助になると考えられた。
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