研究課題/領域番号 |
18K17498
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
|
研究機関 | 兵庫県立大学 |
研究代表者 |
脇口 優希 兵庫県立大学, 看護学部, 助教 (90520982)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
|
キーワード | 造血幹細胞移植看護 / 食事摂取困難 / 看護介入プログラム / 患者参加型 / 造血細胞移植 / 移植看護 / 造血幹細胞移植 / 看護介入 / 状況特定理論 / 食事摂取 / 看護 / プログラム開発 / 患者参加型看護ケアプログラム |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、造血幹細胞移植患者が体験する食事摂取困難について、患者自身の主観的体験を元に看護ケアプログラムを開発することである。研究は①患者の主観的体験を元にした状況特定理論の開発、②医療者らが実施している介入・ケアの調査、③①と②を統合し開発した看護ケアプログラムについて患者らから意見をもらい洗練するという3段階構成の予定であった。①②はその成果を学会等で公表している。③はCOVID-19の影響があり予定していた患者会でのエキスパートパネルが実施できなかった。今後の情勢に合わせて引き続き研究を続けたい。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
造血幹細胞移植患者の食事摂取困難について、欧米ではガイドラインが作成されているが日本ではまだ統一見解がない。過去の調査では身体症状のマネジメントや栄養学的な介入が中心である。しかし、いずれも共通して「患者の個別性に寄り添ったケアが必要」と指摘されているにも関わらず、そこを明らかにした研究はなかった。 本研究では患者の主観的体験に対応する看護ケアを検討したことにより、身体的要因だけでなく心理社会的要因による食事摂取困難への看護介入を提案することができた。また、これまで見過ごされてきた生着後の食事摂取困難についても、そのメカニズムに合わせた回復への支援を提供できる可能性が示唆された。
|