研究課題/領域番号 |
18K17510
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 京都先端科学大学 (2019-2021) 関西看護医療大学 (2018) |
研究代表者 |
磯野 洋一 京都先端科学大学, 健康医療学部, 講師 (50614517)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | アルコール依存症 / リカバリー / 家族看護 / アディクション看護学 / 家族看護学 / リカバリ― / 相互作用 |
研究成果の概要 |
アルコール依存症を抱える家族のリカバリーの解明のため、2段階にて研究を実施した。1段階目(課題1)「リカバリーの概念分析-アルコール依存症をもつ家族への活用-」の結果、属性は、構造と機能それぞれが抽出された。リカバリーの構造的な属性は、【過程】【強い個別性】の2つの属性が抽出された。リカバリーの機能的な属性として、【相互依存】【ポジティブシンキング】【柔軟性】【好奇心】【葛藤への抵抗力】【主導権と責任】【自己変革】の7つの属性が抽出された。2段階目(課題2)上記リカバリーの概念分析を基に、「アルコール依存症を配偶者にもつ夫婦のリカバリーのプロセス」を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アルコール依存症は「家族の病」であり、アルコール依存症当事者のみならず、家族全体が崩壊に至る病である。一方で、家族が危機を乗り越え、希望を持ち新たな人生を送る過程としての家族のリカバリーを解明することで、家族がより幸福な生活へとつながる。本研究における社会的意義は、①社会で広く使われ曖昧になっているリカバリーの概念分析を行うことで、その構造と機能を明確化し、アルコール依存症の家族のリカバリーの活用性を検討可能にした。②アルコール依存症を配偶者にもつ夫婦のリカバリーのプロセスを明らかにすることで、効果的な看護介入の時期の特定や介入方策を検討し、実現可能な看護介入の開発へ繋げる基礎的資料となる。
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