研究課題/領域番号 |
18K17511
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 神戸女子大学 (2019-2022) 神戸常盤大学 (2018) |
研究代表者 |
西原 詩子 神戸女子大学, 看護学部, 講師 (90780776)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 2型糖尿病 / 歯周病 / セルフケア / 多職種連携 / 2型糖尿病 / 歯周病ケア / セルフケアプログラム / 医科歯科連携 / 糖尿病 |
研究実績の概要 |
研究計画に沿って、病院の歯科口腔外科外来で介入プログラムの実施と、データ収集を進めてきた。当初計画していた対象者の人数まで介入プログラムの実施とデータ収集を行うことはできなかったが、研究効果を分析するために必要なデータ量を蓄積する事ができた。令和5年度はデータの分析を行っている。研究方法はRCTであるが、ベースラインのデータに群間の差は見られていない。その他の結果の分析はこれから実施するため、本研究の介入プログラムの効果は明らかになっていない。 しかし、介入プログラムを実施した対象者の中で、複数において「歯科保健行動得点」の上昇、歯周病の状態の改善が見られている。対象者自身も、「これまで毎日歯を観察することが無かったが、鏡で歯を観察する習慣がついた」「歯磨き方法がわかり、丁寧に歯磨きをするようになった」という感想が聞かれている。そして、定期的に歯科検診を受診できている。このことから、本研究の目的である、「1.歯周病ケアプログラムを実施することで、定期的な歯科受診、歯みがき方法の習得ができる。」は達成できている可能性が高いと考えている。また、J-SDSCA(糖尿病患者のセルフケア行動尺度日本語版)にも上昇が見られていることから、歯磨き習慣が身につく中で、糖尿病に対するセルフケアも高まっているのではないかと推測している。 ただ本研究の目標である「2.6か月後、歯周病と糖尿病が改善する」については、糖尿病の改善までは到達できていない可能性があると考えている。 引き続き詳細な分析を行い、2型糖尿病患者への歯周病ケアプログラムの効果をを明確にしていく。 またこの介入プログラムの実施は、糖尿病治療と指導に関わる糖尿病内科医と看護師、歯周病治療と指導に関わる歯科医師と歯科衛生士が連携することで実施できており、本研究の目的である「3.内科と歯科の連携が促進する」は達成できていると考えられる。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
新型コロナウイルス蔓延の影響で、病院でのデータ収集が大幅に遅れた。しかし、介入後のデータも収集し終えたため、分析と結果を発表する準備を進めている。
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今後の研究の推進方策 |
令和5年度は分析を進め、研究結果をまとめる。学会での発表と学術誌への投稿を計画している。
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