研究課題/領域番号 |
18K17517
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
加藤 尚子 東京大学, 医学部附属病院, 届出研究員 (00711392)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
|
キーワード | 心不全 / セルフケア / 症状モニタリング / プライマリケア / 患者教育 / 地域医療 / モニタリング / 看護 / バーチャルケア / 遠隔看護 / オンライン / 自己管理 / 療養行動支援 / テーラーメイド / 慢性心不全 / 高齢者 |
研究成果の概要 |
本研究では、慢性心不全認定看護師が中心となり、高齢心不全患者向けのセルフケア支援のための教育資料を作成した。パイロット調査では、セルフケア支援前に比べて支援後では、下肢のむくみや体重が急激に増加した際に医療機関に連絡するという症状モニタリング行動の改善や、塩分を控えた食事への改善傾向がみとめられた。 心不全増悪症状の早期発見・治療のため、心不全の増悪状態を見極めることは非常に重要である。本研究では非侵襲的に肺の水分量組成率を測定できる遠隔誘導センシング技術を用いたデバイスや小型超音波画像診断装置等の機器を心疾患患者ならびにプライマリケア看護師が利用し、その実現可能性を検討した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で開発された教育パンフレットは高齢者向けに作成されたもので、セルフケア行動への有効性が示唆されている。不十分なセルフケアは予後悪化のリスク因子であり、セルフケア行動の改善は再入院の予防につながることが期待される。さらに、近年では心不全のうっ血状態を評価することの重要性が強調されている。本研究では、心不全のうっ血状態を評価する新たなツールの実現可能性を患者およびプライマリケア看護師を対象に調べた。今後、地域で心不全患者を診療するニーズが増えることが見込まれており、このようなツールは地域での心不全管理の質を高める可能性がある。
|