研究課題/領域番号 |
18K17529
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
|
研究機関 | 兵庫県立大学 |
研究代表者 |
武内 玲 兵庫県立大学, 看護学部, 助教 (60707769)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2020年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
|
キーワード | 統合失調症 / 睡眠 / 座位行動 / 慢性期統合失調症 / 活動 / 慢性期統合失調症患者 / セルフケアレベル |
研究成果の概要 |
本研究は,慢性期統合失調症患者の日中の座位行動および身体活動と睡眠との関連について,特に統合失調症患者の不眠症の特徴である不眠症症状に着目して検討を行った.対象者は,発症から一年以上経過した慢性期統合失調症患者20名(男性12名,女性8名,平均年齢59.0 ± 9.8歳)であり,慢性期統合失調症患者の日中の座位行動は不眠症症状と関連し,座位行動の減少が不眠症症状の改善に結びつく可能性や,身体活動,とりわけ中強度以上の活動が睡眠の質を改善する可能性が示唆された.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
統合失調症患者の多くが不眠症症状を有しており,薬物療法だけで症状を改善することは難しい.運動が睡眠の質を上げるといわれているが,日本は諸外国と比較し,精神科病床数が多い上に平均在院日数が長い.加えて,日本では,2020年の65歳以上の人口比率が28.7%と過去最高の更新が続いており,統合失調症患者の高齢化も進んでいることから,を継続的に自主的に行うことは難しいと考えられる.本研究では,統合失調症患者の身体活動と睡眠の関連について,身体活動強度だけでなく座位行動も含めた身体活動と睡眠の関連をみることで,睡眠を改善するための,より自主的に継続可能な身体活動を検討することができた.
|