研究課題/領域番号 |
18K17530
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 和歌山県立医科大学 |
研究代表者 |
山田 忍 和歌山県立医科大学, 保健看護学部, 准教授 (20611057)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | クリーンルーム / 血液疾患 / 不適応 / 尺度開発 / 因子分析 / がん患者 / 妥当性 / 適応 |
研究成果の概要 |
クリーンルーム入室患者の不適応感尺度として,患者と看護師が並行して記入,患者が記入し評価できるのか,尺度の内容妥当性についても検討した。看護師と患者の下位尺度得点差を従属変数とした一元配置分散分析では「情動性傾向」で差が大きく有意差を認めた(F(6,13=4.79)=4.79,p<.01)。患者の意見では「自分を客観的に観ることが出来る目安になる」や「字が小さいから付け難い」があった。死に関する項目の受け止めは肯定的であった。患者自身が記載し活用するには,尺度の字の大きさに留意し,得点の採点に関しては医療者が行うなど,その都度の対応が必要であると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
クリーンルーム不適応感尺度(Cleanroom non-Adaptation Scale : CnA-S2)は,医療者が患者の状態を評価しディスカッションできる簡易なツールである。 本研究では,医療者の記入による臨床評価に留まっている研究を発展させ,医療者と患者が尺度を使用しての評価の相違点を検討し内容の妥当性を患者の意見をもとに検討することが出来た。患者の意見では記入作業,項目に関してのネガティブな意見,死に関する質問項目では肯定的な意見が得られた。患者自身が記載し活用するには,尺度の字の大きさ,採点に関してのみ医療者が行うなどその都度の対応で患者も使用できる尺度であると示唆された。
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