研究課題/領域番号 |
18K17533
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 群馬パース大学 |
研究代表者 |
安田 弘子 群馬パース大学, 看護学部, 助教 (90805904)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 術後膵臓がん / 術後補助化学療法 / 外来看護 / 外来通院 / 思い / がん看護学 / 看護学 / 苦悩 / 膵臓がん / 術後 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、術後膵臓がん患者が前向きに生きるための外来看護支援プログラムを開発することである。インタビュー調査より、外来通院にて術後補助化学療法を継続している膵臓がん患者が末梢神経障害に苦しんでいることや家族と支え合いながら闘病していることが明らかになった。また看護支援に関する文献検討より、患者と家族の思いの表出を促すことや補助化学療法に伴う有害事象に対するセルフケア能力向上に向けた支援が重要であることが明らかになった。術後膵臓がん患者が前向きに生きるためには、外来通院の際に患者と家族が思いを表出できる環境を整えることや、末梢神経障害のセルフケア能力向上に向けた外来看護支援が求められる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
難治性がんである膵臓がん患者が、手術療法後も補助化学療法を継続しながら前向きに生きるためには外来看護支援の充実が求められる。本研究では、術後膵臓がん患者が外来通院にて術後補助化学療法を継続するなかで、患者が末梢神経障害に苦しんでいることや、術後も家族とともに闘病していることが明らかになった。また、難治性がんとともに生きるという困難がありながらも、いまを前向きに生きようとする様相が伺えた。以上より、患者の前向きな思いを強みとし、有害事象に対するセルフケア能力の向上が図れるように支援することが重要である。さらに、限られた時間のなかで、患者と家族が思いを表出できる場を整えることも必要である。
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