研究課題/領域番号 |
18K17534
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 聖徳大学 |
研究代表者 |
日下 修一 聖徳大学, 看護学部, 教授 (00566614)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 機能不全家族 / 依存症 / 回復 / 自助グループ / 養育者 / アディクション看護 / 児童虐待 / ギャンブル依存症 / 家族看護 / 看護介入 / 調査項目検討 / 啓発活動 / アディクション |
研究成果の概要 |
アディクションは暴力、自殺など様々な社会問題を引き起こすものである。本研究はアディクションを統合した観点から捉え、アディクションの根本原因には機能不全家族の問題があることを明確にし、どの程度の機能不全家族の問題が薬物依存などの依存症を引き起こすのかを明らかにするものである。インタビュー調査および質問紙調査によって、アルコール依存症者、薬物依存症者、ギャンブル依存症者はいずれも機能不全家族の問題を抱えているが、内容に差があり、大きな問題を抱えているとより重大な依存症を生じることが明らかになった。 依存症の回復方法について、機能不全家族の問題の解決が有効であることを示すことが出来た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
依存症の背景に機能不全家族の問題があるといわれているが、学術的調査は少ない。今回の調査により、機能不全家族の問題、特に養育者の児童に対する関わりの問題が依存症などを生むことが明確になったことは学術的にも、社会的にも意義がある。 依存症の回復のために、機能不全家族の問題からの回復を目指すことで、依存症を根本から回復できる可能性が示されたことの社会的意義も大きい。 具体的な回復方法として、自分を褒めることなど具体的な方法を質問紙およびインタビュー調査を用いて検討したことで、看護師が介入できる範囲で新たな回復方法の方向性を示せたことは学術的な意義がある。
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