研究課題/領域番号 |
18K17537
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 金沢医科大学 |
研究代表者 |
北村 佳子 金沢医科大学, 看護学部, 講師 (20454233)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | がんサバイバー / 看護師 / 外来化学療法 / スピリチュアリティ / 横断研究 / quality of life / がん看護 / 横断調査 / 臨床看護師 / 離職意思 / COVID-19 / 自記式調査 / スピリチュアリティー / 外来看護 / 支援モデル / 外来看護師 / 支援モデル構築 / 外来がん看護 |
研究成果の概要 |
本研究では、外来通院中のがんサバイバーのスピリチュアリティを支える支援モデルの構築を目指し取り組んだ。「がん看護・スピリチャルケア研修会」を開催し、参加者自身のスピリチュアリティの気付きから、日々のケア実践を振り返ることができた。また、外来化学療法を受けているがんサバイバーに対し、横断調査を実施し、身体状況、現在の生活の満足度とquality of lifeとの関連する要因を特定した。さらに、看護師の業務負担と日常生活がどのように変化したかを調査し、看護師の離職意思に関連する要因を特定することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
がん看護・スピリチャルケア研修会に参加した看護師らは、自己の存在とケアの意味を見出すことができ、前向きな姿勢に変化していた。外来化学療法を受けているがんサバイバーのquality of lifeの関連要因に倦怠感が示された。医療者は倦怠感へのケアの必要性が示唆された。COVID-19パンデミックがケアの環境を激変させた。看護師の夜間覚醒とカウンセリング希望が看護師の院内異動の意思を予測する要因であることが示唆された。研究者は院内異動の意思を将来の離職意向を示す要因の一つと考えており、ケアの質を担保するためにも看護師の睡眠パターンやカウンセリング希望を注意深くモニタリングすることを推奨する。
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