研究課題/領域番号 |
18K17538
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 中部大学 (2019-2020) 椙山女学園大学 (2018) |
研究代表者 |
大屋 富彦 中部大学, 看護実習センター, 助教 (30748215)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2020年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 看護教育 / 放射線 / バーチャル・リアリティ / プロジェクションマッピング / 教材開発 / 被ばく防護 / 体験型学習 / CT / 散乱放射線 / 被ばく / 放射線防護教育 |
研究成果の概要 |
本研究では,nanoDot線量計を用いて胸腹部移動型X線撮影ならびに頭部コンピューター断層撮影(頭部CT撮影)で発生する散乱線量を計測し,RGBカラースケールで発生した散乱線の分布図を作成した.さらに,作成した分布図をプロジェクションマッピングとバーチャル・リアリティにより可視体験できる教材を開発した.開発した教材を用いた仮想体験型の放射線防護研修会を設計し,看護学生ならびに看護師を対象に教育効果を検証した.研修会に参加した看護学生や看護師は,放射線や放射線防護に関する知識が高まり,放射線や放射線防護に対する認識が変容した.さらに,放射線防護行動が適正化され放射線に関する学習意欲も高まった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
科学技術の進歩に伴い,医療における放射線診療が果たす役割は年々高まっている.放射線診療に携わる看護師には,放射線の特性やヒトへの影響,防護の方法に関する知識やスキルが要求されるが,物理学や遺伝学を基盤とする放射線医学に苦手意識をもつ看護師は多い.本研究では,目に見えない放射線を仮想的に可視体験できる教材を開発したことで,看護学生や看護師が放射線や放射線防護について学習することを支援した.
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