研究課題/領域番号 |
18K17560
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
田中 一枝 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 助教 (00806804)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | NICU / 愛着形成 / ICT / 遠隔 / 日記帳 / IoT / 新生児集中治療室 / 面会 / 遠隔地 / 模擬面会 / 母親 / 思い / インターネット / ファミリーセンタードケア |
研究成果の概要 |
模擬面会・情報伝達ツールを利用することで母親は、リアルタイムで子どもの様子や成長を見たり聞いたりすることが可能であった。一緒に生きていることを実感し、自身の気持ちが救われていた。そして家族と共有することで新しい家族の一員として早く迎え入れたいという思いになっていた。さらに看護職者とやり取りをする中で、看護職者との絆の深まりを感じている様子がみられたことから、看護職者と母親の信頼関係構築にも影響を与えたことが明らかとなった。 結論:模擬面会・情報伝達ツールはリアルタイムでのやりとりが母親に子どもへの思いに影響を与え、看護職者との信頼関係にも寄与する可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究においては、NICUに入院する児を育てる母親にとって、模擬面会・情報交換ツールを用いることで、母子分離期間中においても、遠隔地域に在住していても子どもの様子をリアルタイムに変化を見たり聞いたりすることで愛着形成に影響があったことが考えられた。母子分離下でも母親が子どもを見て安心できたり母親としての心を支えてくれることは、今後NICU管理下での母子愛着形成のケアの一助になることが考えられる。
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