研究課題/領域番号 |
18K17577
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
中山 香映 昭和大学, 保健医療学部, 准教授 (50601720)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 早期母子接触 / 母子同室 / 助産師 / フォーカスグループインタビュー / 母乳率 / 母乳育児支援 / 出生直後 |
研究成果の概要 |
A大学附属病院4施設の助産師を対象に、早期母子接触と母子同室に関して、フォーカスグループインタビュー(FGI)を実施した結果、(1)出生直後の早期母子接触の実施基準や頻度、実施時期、実施条件、実施状況などが4つの病院により異なっていた。(2)終日母子同室、一定時間経過後母子同室、夜間母子異室、完全母子異室の違いによる特徴が語られた。 広島県、富山県の産婦人科医、小児科医、助産師を対象に、Webアンケート調査を行った結果、両県間で母乳育児に関する意識の差は、ほとんど見られず、広島県、富山県間の母乳育児の広がりの差は、母乳育児に関わる「医療者の意識の差」に因るものではないことが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
4つの大学附属病院のスタッフの知識・技術は、同水準であるが、施設の事情により、早期母子接触と母子同室の環境だけが異なる施設で調査を行うことが出来た。今後、早期母子接触や母子同室を実施する上での課題が明確となり、大変意義がある。 また、母乳育児が定着している富山県とBFH(Baby Friendly Hospital)のない広島県における多職種の母乳育児支援者の意識調査を行い、広島・富山両県間の母乳育児の広がりの差は、母乳育児に関わる「医療者の意識の差」に因るものではないことが示唆されたことは大変貴重である。
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