研究課題/領域番号 |
18K17582
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
濱田 真由美 東京慈恵会医科大学, 医学部, 准教授 (30458096)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 授乳支援 / 母乳育児 / 母親 / 経験 / 体験 / 授乳 / 情報提供 / ライフストーリー / 支援 / 困難 / 情報 / 当事者 |
研究成果の概要 |
研究参加者は初産婦4名であった。研究者は彼らに定期的にインタビューを行いデータを収集した。インタビューは、妊娠後期に1回、産後は2週間から離乳までの5~6回、計6~7回行った。妊娠37週時点で全員が母乳育児を行うことを希望していたが具体的な方法については情報を得ていなかった。その代わりに友人や姉妹といった身近な人から体験を聞き判断材料にしていた。産後早期は1名が完全母乳栄養、3名が混合栄養であり、助産師のアドバイスに従っていた。しかし時間が経つなかで、状況や自身の考えが変わり、母親自身と子どもにとって良い授乳方法を見出し、離乳を迎えていた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、妊娠後期から離乳までの長期に渡る母親の母乳育児体験を明らかにした。本結果から、妊娠期や産後入院中、退院後に助産師が母親にどのような支援を行う必要があるのかを考えるデータとなる。特に、病院に勤務する助産師の多くは、産後1か月以降の母子に会う機会がないため、入院中の母子がどのように変化し離乳を迎えるのかを理解する一資料になり得る。また、これから母乳育児を経験する女性にとっても、母乳育児の実施と産後の状況の変化により移り変わる考えや授乳方法について実際を知る機会となる。
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