研究課題/領域番号 |
18K17588
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 四国大学 |
研究代表者 |
金山 三惠子 四国大学, 看護学部, 教授 (60757912)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | バーンアウト / 多職種協働 / 医療的ケア児 / 特別支援学校 / 協働達成感 / 協働 / 医療的ケア / 看護師 / 養護教諭 / 教員 / 協働達成感尺度 / 障がい児 / 地域看護 |
研究成果の概要 |
協働の成否に与える要因のデータ解析を行い2つの成果が得られた。看護師配置人数が1人の時に比べ看護師配置人数が2人以上になると看護師の協働達成感得点は低くなるが,教員や養護教諭の協働達成感得点は高くなることが分かった。次に,援助者間で,子どもの心身の状態に関する感じ方やアセスメントは一致する場合もあれば,少し違う場合もある。この違いが生じると,ケアの方法やタイミングなどの考え方に差異が生じてしまう。この援助者間の考え方に差が生じた場合に,医療的ケア従事者間での日常的なコミュニケーションに気まずさや不満が生じ,それが協働を阻害する大きな要因になることが分かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
特別支援学校における医療的ケア従事者間の協働を促進するには,看護師の雇用形態の見直しや配置人数の見直しが必要であることという結果が得られた。医療的ケアの多職種協働の成否に,学校看護師の配置人数や学校看護師の雇用形態が影響することを明らかにできたことは,医療的ケアシステムづくりに貢献する成果であると考えられる。また,研究者が開発した協働達成感尺度や本研究の成果を元に特別支援学校以外の場所での医療的ケア児の多職種の協働についての研究に取り組む研究者が続いており,医療的ケア児の支援における多職種協働に関する研究の発展に寄与する成果であると考えられる。
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